papasloveの日常

シンパパです。育児・仕事ともに絶好調で、毎日が楽しいです。一人になってから学ぶことが多く、皆さんにシェアできれば良いなあと思っています。

レナウン民事再生からのマネーゲーム

ファッションブランドの(株)レナウンから衝撃的なニュースです。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6359866

 

コロナウイルスによる破産は、上場企業では初めてのようです。

 

つぶれた、倒産、破産、経営破綻など色々な呼び方があるので注意が必要です。

 

破産とはイメージどおりで、事業の継続はありません。つぶれたと同じような意味合いです。

 

倒産の定義ですが、2つあります。

 

今回のレナウン民事再生を選び、再起をかけてもう一度やり直すとの内容ですが、こう言った再建型の倒産のほか、完全に事業の継続をしない清算方の倒産もあるため、倒産の使い方は幅広いですね。

 

経営破綻の定義も曖昧ですが、資産より負債が多くなった債務超過に加え、資金繰りの悪化に伴う支払不能に陥った状態を言います。

 

あのJAL債務超過に陥り一度は経営破綻をしています。会社更生法に基づく再建により見事に復活を果たしました。

 

レナウンは、これからスポンサーを探し出資してもらい再建を目指すようですが、上場会社であるため、株式はどうなるのかが気になるところです。

 

通常は上場廃止です。したがって現在の株価は廃止が決定するまで下落が続きます。

 

株価は78円。あと何日で1円になるか…というところですが、ある程度まで下がると上昇に転じることがあるようです。

 

その理由は…

 

繰り返しますが、一度倒産して民事再生などの法的整理をした場合は、これまでのケースでは99%の確率で上場廃止になっています。残る1%は上場継続です。

 

そのカラクリですが、スポンサーが関係しています。

 

新しいスポンサーがこれまでの株主を排除することで上場廃止となります。ただ、ごく稀に排除しないケースもあり、この場合には上場は継続となり、既存の株主も救われます。

 

 

このように、スポンサーが既存株主を排除しないことを期待した株式市場が株価を押し上げるんです。

 

上場廃止になったら株券は紙屑です。スポンサーによる既存株主の排除がなければ、再建後に株価が何倍にもなり得ます。

 

株価が下落から上昇に転じるのは、こういった背景があるためです。これをマネーゲームといいます。

 

だいたい20円前後になったときに上昇に転じるようです。この話を聞くとレナウンの株価から目が離せませんね。