それって『給与所得控除』じゃないの?
今日は『源泉徴収票』について記載していきたいと思います。
源泉徴収票は年末調整後に会社からもらうもので、その年の収入と所得税額が記載されているものです。もらったとしても1分ほど眺めて、『よく頑張ったなあ』『昨年より減ったかな』と思うくらいじゃないでしょうか。
えらい金額を納税していますので少しだけでも関心を持つに越したことはありません。
で、『給与所得控除』と『所得控除』の違いってわかりますか?同じものだと思っていませんか。実はまったく違うんです。(自分も含めて^ ^)ここがごっちゃになっている人がいっぱいいます。すごく簡単ですからこれだけ覚えてください。
『給与所得控除』は、サラリーマンの経費にある部分です。サラリーマンにも経費の考え方があります。スーツやネクタイ、靴などは明らかに業務に必要な経費となります。これらの経費は収入に応じて一定額を税金の対象から除外してくれます。
『所得控除』は、配偶者控除、扶養控除、社会保険料控除や生命保険料控除などが代表的で、聞いたことがあるものばかりですよね。
同じ控除項目でもまったく違いますよね。『給与所得控除』は意識しなくても勝手に控除してくれるんですよね、だからあまり知られていないんです。
『所得控除』は自分で申請しないといけないものです。例えば生命保険料控除のため、必死で支払い証明書をかき集めていますよね^_^
この2つの違いがわかるだけで、所得税の計算方法や考え方がだいぶクリアになるんじゃないかなと思います。