所得税の計算式って簡単

『給与所得控除』と『所得控除』の違いはわかりましたでしょうか。

所得税の計算式

（『給与所得』−『給与所得控除』−『所得控除』）×税率

こうするとわかりやすいですね。

ここでは、給与所得としました。収入が給与所得しかない方を例に出しています。他の所得として、利子所得や事業所得などがあります。

給与所得控除は、給与所得をもらっている方のみ特別に控除できる項目です。したがって、給与所得をもらっていない個人事業主は給与所得控除は出来ないんです。

その代わりに家賃など必要経費を収入から差し引くことが出来ますので、給与所得控除と同じ効果になります。

給与所得控除とは、名前のとおり給与所得に係る控除ということになります。

この給与所得控除は、収入の多い人ほど控除できる額が多くなります。

例えば

年収400万円の方：134万円

年収800万円の方：200万円

ただし控除率で見てみますと、年収が倍になったとしても、控除額は倍にはなりません。

参考として、年収660万円未満ですと、4000円刻みで控除額が決まっています。そのため、いくら以上稼ぐと控除額が一気に増えるとかはありませんので、気にしなくて良いほど細かく決められています。