育児手当をもらうための方法
給与所得控除の改正で育児手当が減る方のお話をしましたが、その方にとってみれば、このまま黙って見過ごすことはできませんよね。
なんとかしたいですよね。
結論から先に言いますと、育児手当を満額もうためには、iDeCo(イデコ)を活用するほかにありません。
そのほかの所得を抑える方法として、例えば、
雑損控除なんてのもありますが、台風とか地震で自宅が損壊したときですから自分でコントロールできるものではありませんよね。
自分で唯一行動を起こせるものがiDeCo(イデコ)なんです。
iDeCo(イデコ)の掛金全額が所得控除になるので、給与所得控除の減額で増えた所得を補えることができます。
会社員で、勤めている会社に企業年金制度がない場合ですと、掛金の上限は月2万3000円、年間にすると27万6000円を掛金にすることが出来ます。
つまり、上限まで支出すると27万6千円の所得控除が可能となります。
勤めている会社が、『確定給付企業年金』や『厚生年金基金』を採用している場合、掛金の上限は月1万2000円、年14万4000円となります。
ただし、勤めている会社が『企業型確定拠出年金』を採用している場合は、残念ながら加入は出来ません。
お勤めの会社の企業年金制度の有無で変わってきますので注意は必要です。
iDeCo(イデコ)にはメリット・デメリットがありますので、育児手当をもらうために加入するのは本末転倒です。
よく制度を理解したうえで、ぜひiDeCo(イデコ)を活用してみてください。