社会保険料控除って何?
今日は、社会保険料控除について簡単に説明します。
サラリーマンの方でしたら、会社が年末調整をしますので、本人が確定申告をする必要はありません。
そのため、何も気にせず控除を受けているのが実情だと思います。
わかっているようで意外と難しく、人に説明しようとしてもなかなか出来ないんですよね^ ^
では、そもそも社会保険料とはなんでしょう。税金とは違い、将来起こりうる万が一の事態に
備えた保険を、民間に代わり国が保障する制度です。
毎月支払っている社会保険料を所得から控除することができるのが社会保険料控除です。
一般のサラリーマンでしたら、「健康保険」「厚生年金」「介護保険」「雇用保険」の4つを覚えておけば良いでしょう。
これらの所得控除が出来る社会保険料ですが、節税できる点は非常に少ないです。
が、一応あります^ ^
本人と生計を一にする配偶者その他の親族が負担すべき社会保険料を本人が支払っている場合には、その全額が控除の対象となるんです。
代表的なのが、子供が20歳になり国民年金保険を本人に代わり支払う場合ですね。
そのほかに、親の年齢が75歳以上でしたら親の保険料を控除することが可能です。
75歳以上の方が加入する「後期高齢者医療制度」という医療保険制度があります。保険料の支払いは、年金から保険料分を差し引かれた形で支払うのが一般的です。この場合は、年金受給者本人が支払ったと見なされます。
しかし、この後期高齢者医療制度では、年金から差し引かず、口座振替が可能でもあります。
口座振替にて、ご自身が負担をすることで、控除が可能となります。
なかなかシビアですけど、少しでも控除が出来るなら検討する余地はあるのかなと思います。
まあ、こういう制度があるんだなと覚えておくだけで良いかなと思います。