papasloveの日常

シンパパです。育児・仕事ともに絶好調で、毎日が楽しいです。一人になってから学ぶことが多く、皆さんにシェアできれば良いなあと思っています。

退職金と企業年金は一緒だった①

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退職金と企業年金、この2つ、制度も含め色々と違うのですが、実は中身は一緒でした。どちらも老後の生活資金の原資です。その貰い方によって退職金であったり、企業年金と言ったりします。

 

 

退職金と企業年金の制度の違い

この2つの制度について、同じ制度だと認識している方もいると思いますし、別物と理解していても違いがわからないという方も多くいらっしゃると思います。

 

それぞれの制度を見ていきます。

 

退職金制度とは(一時金)

退職金は、長年勤めあげた社員に対して、その労を報いるためにお金を支給するものです。そのため会社は、将来の退職に備えてお金を積み立てておき、一定年数以上勤めた社員に対して一時金として退職金を支給します。

 

法的に必ず支給しなければならないものではなく、会社の任意です。

 

また、技術の習得には相応のコストがかかるため、長い間勤めてもらいたいという会社側の思惑もあります。

 

企業年金制度とは

企業年金私的年金です。まず全体像から見ていきますと、年金には、公的年金私的年金に分類されます。

 

公的年金とは、国民年金や厚生年金(会社員の場合)、共済年金(公務員の場合)のような加入が義務付けられている年金制度のことです。

 

一方で、私的年金とは、老後の資金の蓄えとして、任意で加入する年金制度のことで、この私的年金には企業型と個人型に分類されます。

 

企業型に分類される年金がまさに企業年金のことであり、この企業年金とは、会社独自で年金制度を設けて、会社の負担により社員の老後の資金蓄えておくものです。

 

退職金と企業年金は一緒

企業年金は、退職後に分割受け取りをするもんだと思いがちですが、一括受け取りも可能です。そのため、退職金とまったく同じ取扱いになるというわけです。

 

退職した時に一度にまとめて受け取ったら「退職金」、分割で受け取ったら「企業年金」と呼ばれるだけのことです。

 

厚生労働が公表している"退職給付制度の支給実態"の資料からも、退職給付制度の枠組みに一時金と年金で分類されていますので、企業年金も退職金の一部という認識です。

 

まとめ

一時金としての退職金と企業年金についてのお話でした。企業年金のうち一時金で貰う場合は「退職金」、分割で貰う場合は「年金」と呼んでいます。

 

それぞれの制度は細かく規定されていますが、こうみるとシンプルな話ですよね。