老後資金(セカンドライフ)の大手銀行編
セカンドライフを安心して生活していくため、老後の資金はいくら必要か。誰もが考えることでしょう。
いろいろな情報サイトを見ても金額がまちまちであるため、いったいいくら必要かわかりませんよね。
支出(生活費など)にスポットを当て、大手銀行がいくら必要といっているか、思わぬ結果がでましたので共有します。
大手銀行の算出金額
各銀行がモデルケースとしている夫婦2人の生活費がいくらかかるか。生活費には介護費、医療費を含みます。
三菱UFJ銀行
夫婦2人 生活費 月30万円
- 生命保険文化センター「生活保障に関する調査」より『夫婦ふたりの老後の最低日常生活費 約22.3万円/月』
- 『老後のゆとりのための上乗せ額 約14.3万円/月』を加算
- ライフイベントにともなう支出を6.6万円/月として減算
みずほ銀行
夫婦2人 生活費 月26.4万円
- 総務省統計局「家計調査」(2017年)に記載の高齢夫婦無職世帯の家計収支(支出合計約26.4万円/月)
- 高齢単身無職世帯の家計収支(支出合計約15.5万円/月)をもとに算出。
- 老後の生活費には衣食住の他、教養娯楽費等を含みます。
三井住友銀行
夫婦2人 生活費 月35.4万円
「老後の最低日常生活費」「ゆとりのための上乗せ額」は、いずれも、回答者(全国400地点で調査した18~69歳の男女)の「希望額」であり、実際にかかった費用ではありません。(老後を夫婦2人で暮らしていく上で必要と考える費用)
出所:生命保険文化センター「平成25年度 生活保障に関する調査」
大手銀行の比較
三井住友銀行とみずほ銀行では9万円も差があります。正直、こんなに差があると思いませんでした。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行は、最低生活費+ゆとり生活費の合算で算出しており、いずれも出典元は、生活保険文化センターです。
みずほ銀行は良心的というか、月26.4万円と他校と比較しても少ない金額で生活できると見込んでいます。出典元は総務省統計局「家計調査」でした。
まとめ
老後資金をいくら必要か知るためには、老後にに必要な毎月の支出金額の把握が必要です。大手銀行三社が考える支出額をまとめてみました。
毎月必要な支出は、三菱UFJ銀行30万円、みずほ銀行26.4万円、三井住友銀行35.4万円と大きくバラツキがありました。
次回以降、生命保険会社が考える生活費を見ていきたいと思います。