老後って何歳から?
老後の生活に不安を抱えている方が多い中、老後っていつからなのか疑問が湧いてきました。
いろんな角度から見ていきますが、結論は65歳から70歳の間です^_^
老後はいつからか
さて、皆さんは老後はいつからとお考えですか。60歳から?退職後?調査している団体がありましたので共有します。
生命保険文化センター
「老後」とは何歳頃からなのか、生命保険文化センターでは、経済的な側面から、公的年金や退職金以外に準備した資金を生活費として使いはじめる年齢を老後生活の開始時期と考えています。
預貯金や個人年金保険、有価証券などの老後資金を使いはじめようと考えている年齢は、平均65.9歳となっています。
老後資金を使いはじめる年齢の分布をみると、「65歳」が39.7%と最も多く、次いで「70歳」「60歳」の順となっています。
老後資金の使用開始年齢
厚生労働省意識調査
厚生労働省の平成24年の調査「高齢期における社会保障に関する意識等調査報告書」を見ると、「老後」のことをどのように考えているかよくわかります。
何歳から老後と考えるかについては、「70歳から」が32.0%、「65歳から」が28.6%と、ほぼ同じ割合になっています。
ただし、年齢別に見ると、年齢が上がるごとに、老後と考える年齢も上がります。つまり、今の自分の年齢は老後ではないと考えいます。
しかし、70代になると「70歳」という回答は多いままですから「70歳」が自分でも受け入れられる「老後」の年齢ということです。
内閣府世論調査
内閣府が実施している「平成30年度国民生活に関する世論調査」によると、日常生活での悩みや不安で最も多いのは「老後の生活設計について」のようです。次に「自分の健康」、「家族の健康」と続きます。
健康が1番ではないのが驚きですが、それほど生活設計を不安に思っている方が多いということでしょう。
まとめ
3つの調査結果をお伝えしました。生命保険保険文化センターの調査では、年金では賄えない不足分を貯蓄から取り崩す年齢の調査でした。調査では、平均年齢65.9歳ということで、ちょうど退職してすぐということになります。
続いて、厚労省の調査では、まさしく意識調査であり、人の捉え方でまったく異なる「老後」の年齢を平均化しています。
内閣府の世論調査では、老後の不安は生活設計ということでした。これを見ると、お金の不安が出た時が老後と言えるのかもしれません。