社会保険料を減らす働き方改革(4月〜6月は残業しない)③
思わぬ結果です。想定したよりも社会保険料を減らせることができますね。
以下に各保険料の減少額をまとめてみました。
社会保険料総額でこれほど減らせる
①毎月1万円減らす→35,992円減少
②毎月3万円減らす→71,904円減少
③毎月5万円減らす→107,856円減少
①の場合、3ヶ月残業代を減らすだけですから、3万円の減少に対して社会保険料はそれ以上の減少です。このようなケースもあることがわかります。
標準報酬月額表は、標準月額に応じて50区分(年金保険は31区分)に分けられています。したがって、1円の差で区分が上下します。
上記の検証はあくまでも目安として考えてください。
注意点
社会保険料を減らすことで、デメリットもあります。まずは年金です。年金の受給額が減ります。
さらに、出産手当金や育児休業手当金、病気や怪我で会社を休み給料が出ない場合に支給される傷病手当金が減ることになります。
また、その分の残業代が入ってこない、これが1番ですね。
損益分岐点はどこか
仕事の性質上、残業代を調整できる方であれば、4月からの3ヶ月間は「残業なし」、7月以降は、がっつり働き、残業代なしであった3ヶ月分を取り戻すのがトータル的にベストだと思います。
これができるなら実践してください。
最強です。
ただ、意図的に残業は調整できないですよね、トラブルや上司からの指示はいつ起きてもおかしくありませんから。
この3ヶ月間の残業が増えた場合でも安心です。将来受け取れる年金がUPします。
年金保険料は社会保険料の6割を占めていますから、大部分は自分のための年金ということになります。
結果は運任せ
今月この程度の給与になりそうだから、標準報酬月額表の◯等級だなと…ひとつ下の等級に行くために、来月はいくら程度に抑えようというのが理想です。
しかし、毎月の報酬月額を計算するのは煩雑です。一円単位で調整するのは不可能です^_^
結果でしかわかりませんので運任せと言えます。
結論とすると、この3ヶ月間は無理して働かない、ということで良いんじゃないかなと思います。
まとめ
4月〜6月の残業代を減らすことで、社会保険料が大きく減りました。ケースによっては得になる場合もあります。
この3ヶ月間は可能な限り働かない、これが結論です。コロナの影響もあり、望まない仕事量の減少もあります。ただ、社会保険料の減少という大きなインセンティブもあります。